のどかなスターリンとその近郊

スターリン城から、街を見渡すウィリアム・ウォレス像

スターリンの街は、城を下りると旧市街が広がり、さらに下っていくとバーントン・ストリートというメイン通りにぶつかり、そのまた先に鉄道駅があります

城から駅までは、歩いても20～30分ほど
こじんまりした街ですね

今回泊まったのは、スターリン城の麓に位置する・・・・・・

こちらの「Castlecroft B&B」です
（↑http://www.castlecroft-uk.com/index.html）


オーナーのフランシスさん
若くてスタイリッシュですが、5人の子供を育てたゴッドマザーです


居心地の良かった寝室


リビングでくつろぐワンちゃん
（英国人は犬好きが多く、Ｂ＆Ｂのオーナーも、このようによく犬を飼っています
　犬嫌いの人は、宿泊前に確認した方がいいでしょう）


Ｂ＆Ｂの周りは山で、このようなトレイルも見られます
この辺は、野生のうさぎもよく出没するそうで、フランシスさんの畑でも、よくレタスを盗み食いしているそうです


見上げれば城壁が


旧市街のこの辺は、風情ある石畳の街並みが続きます


夕暮れ時だったので暗くなってしまったのですが、街の歴史的建造物「アーガイルの宿」です。
「スコットランドに現存する17世紀のルネッサンス様式の建物の中では、最も美しく完全なものといわれている」そうです（地球の歩き方より抜粋）


また、街を1歩離れると、スコットランドらしい野や山の風景が広がっています


この古城は、スターリン近郊にあるドゥーン城
スターリン城よりずっと小さくて、山の中のせいか、ほとんど訪れる人はいませんでした


何もない、暗～い大広間


廃墟のような佇まいなのに、こんなきれいなホールも残っていました
「公爵の間」とか、「君主の間」とか呼ばれています。


山の領主の城のようですね。

実はここドゥーン城には、フランシスさんに車で連れてきてもらいました

冬のオフ・シーズンで他にゲストがあまりいないこともあり、フランシスさんには滞在中、本当に親切にしていただきました
フランシスさんいわく、「私も娘が恋しいのよ。だから気にしないで」


そしてここは、フランシスさんの紹介で行った、旧市街のパブ「ポートカリス」です
（↑http://www.theportcullishotel.com/index.html）


ちょっと中が暗いですが、石造りの、雰囲気抜群のパブなんですよ～
白いシャツの青年は、キュートだった店員のジミー

ちなみにホテルも兼業しています
次回はここにも、泊まってみたいと思いました


歴史の英雄ゆかりの地、スターリン・・・・・・。

スコットランドの人々は、とても民族意識が強く、スコットランド人であることに、みな誇りを持っているように思いました。

フランシスさんも、「I'm Scotish. Not English!」と強く言っていました

スコットランドについて続けて書かせていただきましたが、次回はまた、違う国を紹介していきたいと思います

タグ：英国 スターリン スコットランド ドゥーン城 アーガイルの宿 ウィリアム・ウォレス 犬

歴史の舞台、スターリン城

ここスコットランドに、エジンバラ城にも勝るとも劣らない歴史的な古城があります


それがここ、スターリン城

スターリンは、エジンバラから列車で2時間の、スコットランド中西部の街

スコットランドの英雄、ロバート・ザ・ブルースとウィリアム・ウォレスが、イングランド軍を破って独立を勝ち取った、歴史ある地です


そのスターリンの街を岩山から見下ろすのが、ここスターリン城なのです


威厳ある城門
私は城のゲートが大好きです


城からは、雄大な眺めが見渡せます


またここは、悲劇の女王メアリーが、生後9ヶ月の時に戴冠式を行った城でもあります


広々とした大広間に・・・・・・


玉座が2つ、並んでいます
ちなみに、レプリカです


広い中庭も、石畳で覆われています


堅牢な石造りの城ですね～


厨房にて
ここでも、蝋人形で中世の様子を再現しています


肉を盗み食いするネコまでリアル


にぎやかな作業台何を作っているんでしょうか


中世の美味しそうな食卓真ん中のライオンは一体・・・・・・？


食卓に孔雀こんなの有り得るのでしょうか？


ここはチャペルですが、左側の壁にタペストリーが掛かっているのがわかるでしょうか？


実はここ、タペストリーの生産地としても有名なのです
見てください、この繊細な絵柄


おまけは、城門前でうろうろしていたネコ
実は私のアイコンは、このネコなのです


スターリン城、内装は簡素でしたが、それだけに中世の様子が垣間見られたり、歴史の重さを感じることができました

次回はスターリンの街を、詳しく紹介したいと思います

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ファンタスティックな広野、ディーサイド

スコットランド北部に、ディーサイドといって、山の中に古城が点在するエリアがあります


ディー川の流れに沿った地域で、鉄道は通っていませんが、古城街道と呼ばれる人気のドライブコースになっています

また、北部の都市アバディーンを拠点に、バンコリー～アボイン～バラター～ブレーマーの順にバスが停まります

今回、ブレーマーに滞在しました。

なお、アバディーンからブレーマーまで、所要2時間10分くらい


こちらが、町の様子です


小川が流れ・・・・・・


古い教会も見られます。


広野一面、雪化粧をしています
（ちなみにこの景色、「ナルニア国ものがたり～銀のいす」で沼人と二人の子供たちが旅した、北の荒野を連想してしまうんですが・・・・・・）

この町を拠点に・・・・・・

古城の一つ、バルモラル城に行ってみました


英国ロイヤルファミリーの夏の別荘地で、ダイアナさんの事故の時、エリザベス女王が滞在されていたのがここです


立派な彫刻が施された城門


城内は、ガイドツアーでのみ見学可能

ロイヤルファミリーの滞在中は入れないし、冬季は見学できる日取りが、週末などに限られてしまいます

とにかく敷地が広いんです

なんかこの街灯、「ナルニア国ものがたり～ライオンと魔女」の、ルーシーがナルニアに迷い込んだ時に目にした街灯を思い出してしまいました

城のガイドは、1時間もかかりませんでした
が、困ったのは帰りのバス
田舎なので、バスは一日数本しか来ません

このとき午後3時過ぎで、次に来るのは5時過ぎでした


2時間もバス停の前に突っ立っているわけにもいかないので（冷えるし～）、城の周りを散歩してみることにします


この付近に建つ、「Crathie Church」と呼ばれる教会
建物の形が、独特です


一面の広野が続きます

それにしても、この辺は高地だから、とにかく冷える～


雪の中の羊も寒そう


だんだん日が暮れてきて、寒さはどんどん増してきます
バスがやっと来て、無事に帰れたときはホッとしました

今回泊まったブレーマーの宿は、「Callater Logde Guesthouse」という、文字通りロッジ風のＢ＆Ｂ
（↑http://www.hotel-braemar.co.uk/）

こじんまりした、可愛い寝室


リビングには暖炉があり、ゲストが自由にくつろぐことができます


おまけは、この町のレストランで食べたプティング
「ナルニア国～」で、エドマンドが誘惑されたスイーツですね
（↑日本語翻訳版にて。原本は、プティングではなくターキッシュデライト）

こちらはブレーマー随一の郷土料理レストラン、「The Gathering Place」です

サンディという、陽気なおばさまが経営していました


寒いし交通の便は悪いしですが、このディーサイド、一度訪れてみる価値ありです

毎年9月には、「ブレーマー・ギャザリング」という、伝統的なお祭りも開催されるそうですよ

民族衣装をまとって、踊ったりパレードしたりするみたいなのですが・・・・・・。


次回もまた、スコットランドのある町について、紹介したいと思います

タグ：英国 スコットランド ディーサイド ブレーマー アバディーン バルモラル城 ロイヤルファミリー ナルニア国ものがたり

古き良き街エジンバラ

エジンバラ城の建つ岩山、キャッスル・ロックから東にまっすぐ・・・・・・

ロイヤル・マイルと呼ばれる目抜き通りが、旧市街を貫いています

そのロイヤル・マイルの中央辺りに、堂々と建つのが・・・・・・

こちらの聖ジャイルズ大聖堂
城にも負けない威容です


中は暗く神妙な雰囲気で、ステンドグラスだけが美しく目立っていました


見事な石畳が続きますが・・・・・・


このロイヤル・マイルズの終わりまで行くと・・・・・・


ここ、ホリルードハウス宮殿に着きます

イギリス王室の宮殿で、ロイヤルファミリーが滞在されることもあります


美しい中庭ですね～


この宮殿では、悲劇のスコットランド女王メアリーが・・・・・・


夫フランス王フランソワ２世が亡くなったあと、６年間過ごしたそうです


隣接するホリルード修道院。すかっり廃墟となっていますが

メンデルスゾーンは、ここへ来て交響曲「スコットランド」を書いたそうですね

この宮殿の背後は山になっていて、ホリルード公園と呼ばれています。


山に登ると、宮殿の全容が見渡せます

けっこう自然そのままの山で、王族の狩猟場だったそうです。

公園内には、アーサーズ・シートと呼ばれる丘があって・・・・・・

丘からは、エジンバラの街が眺められます

歴史的な見所は、殆ど旧市街に集まっていますが・・・・・・

新市街にも、プリンスィズ・ストリートという眺めのいい通りがあって、スコット・モニュメントが聳えています
ちょっと写真が、暗くなってしまいました


日暮れ時、街にはバグパイプを吹くおじさんの姿が


こちらは、ハリー・ポッターの作者が通ったカフェ、「エレファント・ハウス」の外観です

店内は、常にお客さんでいっぱいでした
インターネットも使用できますよ～

エジンバラはスコットランド最大の街なので、ゆっくり見て回るには、2～3日は滞在した方がよいでしょう。

この他にも、スコッチウィスキー・エクスペリエンスや、エジンバラ・ダンジョンなど、観光施設がたくさんあるのですが、そこまでは時間がなくて回れませんでしたね～


次回は、スコットランドの他のエリアについて、紹介したいと思います

タグ：スコットランド エジンバラ ロイヤル・マイル 聖ジャイルズ大聖堂 ホリルードハウス宮殿 女王メアリー プリンスィズ・ストリート スコット・モニュメント エレファント・ハウス ハリー・ポッター メンデルスゾーン

堂々たるエジンバラ城

私は、歴史と伝統とファンタジーの国、英国が大好きです

英国へ行くなら、ヴァージンアトランティック航空の、成田～ロンドン直行便がお勧め


こちらなかなか評判の、ヴァージンアトランティックの機内食

ＣＡもみんなフレンドリー、サービス精神満点の航空会社です


飛行機の窓から撮った、ロンドンの上空写真です
テムズ川が流れ、中央右寄りあたりにビッグ・アイが写っているのがわかるでしょうか？

英国の中でも、特に好きなのがスコットランド

「クリスマス」のカテゴリーでもちょこっと出しましたが、まずは首都エジンバラから

ちなみに、ロンドンからエジンバラへは、キングスクロス駅から直通の鉄道で、4～5時間で行きました



そしてこちらが、エジンバラの街を象徴するエジンバラ城

堂々とした古城です


城門の2体の像は、スコットランドの英雄ロバート・ザ・ブルースと、ウィリアム・ウォレスです
（↑知らない人は、映画「ブレイブハート」を見てください）


城に１歩入ると、中世のムードが満ちています


外壁も頑丈そうですね～。
本当に堅固なお城です


こちらは、広々したグレートホールの中


壁には、中世の武器なども飾られているんですよ～。


これは、宮殿の外観
宮殿と呼ぶには、ごっついですね


砲台を設置してあるところから、街を臨めます
エジンバラ城は高台に建っているため、街がよく見渡せるんです

きっとこのように、街の平和を見守っていたんでしょうね～




中では蝋人形で、中世の様子などを表現しています。


こちらは聖マーガレット礼拝堂
１１世紀に建てられた、城内で最も古い建物だそうです。

敷地の中央あたりに位置する、小さな礼拝堂でした。


有名な「落とし格子門」
鉄格子が、がしゃんと上から落ちてくるようになっています


ちなみにスコットランドで城などを何軒か見て回るときは、「エクスプローラーパス」を持っているとお得です

これを持っていると、「ヒストリック・スコットランド」が管理する城、宮殿、修道院などの見所に、無料で入れます
しかも訪れたところでは、記念スタンプが押してもらえます

もちろん、エジンバラ城も対象です


古くて立派なエジンバラ城は、まさに威風堂々というにふさわしい城でした

煌びやかさや余計な装飾は見られず、徹底して戦闘的なところが、私は大好き

次回もまた、エジンバラについてもう少し紹介したいと思います

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